ファクタリングは即日でできる!?一から学ぶファクタリングとは

円記号とサラリーマン

ファクタリングという言葉をご存知でしょうか。
なんとなく現金化の手段だとは知っていても、詳しく知らない人は多いでしょう。
しかし、ファクタリングは即日でも行えるため、覚えておくといざというときの備えとして便利です。
ここでは、即日でも行えるファクタリングについて、一からご紹介していきます。

ファクタリングとは?

ファクタリングとは、「売掛債権(売上債権)を使った資金調達方法」のことです。
売掛債権は、クライアントに販売・提供した商品やサービスについて、支払いを受ける権利を指しています。
ファクタリングは、その「売掛債権という権利そのもの」を、ファクタリングサービスを行っている会社に販売して、現金化を行うものです。
ただし、その際には、手数料を引かれることになります。
クライアントや取引先が本来支払ってくれる代金を100%とすれば、ファクタリング会社や売掛債権の金額などによって、80~95%ほどになってしまうのです。
しかし、「クライアントや取引先が代金を支払ってくれるまでには時間がかかり、どうしても待てない」、「いち早く資金調達を行いたい、即日でお金が欲しい」そんなときにこそ、ファクタリングは役立ちます。
いざというときのため、ファクタリングの方法を覚えておいて損はないといえるでしょう。

ファクタリングに審査はある?

即日現金化ができるということで、ファクタリングは緊急で資金が必要なときには有効な手段です。
しかし、なんの審査もなくスピーディに即日現金化ができるかといえば、そうでもありません。
実は、ファクタリングにも審査があります。
とはいっても、融資やローンほど厳しい審査基準は設けられていないので、安心して良いでしょう。
たとえば、ファクタリングは借入ではないため、既に消費者金融から借入していたところで問題はありません。
また、赤字を抱えている企業であっても、売掛債権として売掛金があれば良いとされるケースも多いものです。
なお、最も重視されるのは、「売掛債権にどれほどの信用力があるか」です。
ファクタリング会社が売掛債権を購入しても、肝心の売掛先が支払いをしてくれなければ、利益に繋がりません。
そのため、売掛債権に信用力があると判断できる場合は、現金化もスムーズに進むでしょう。
即日で資金調達を考えているのであれば、特に信用力が高い売掛債権でファクタリングを申し込むと良いかもしれません。

ファクタリングで注意したいこととは?

十分なメリットがあるファクタリングですが、注意したいことがいくつかあります。
ここでは、主な注意点を3つご紹介します。

手数料がかかるので損失はどうしてもある

本来、売掛債権を持っていれば、利益が生まれます。
たとえば支払いが1ヵ月先だとすれば、1ヵ月待っていれば、クライアントや取引先からの支払いがあることでしょう。
その際に満額が支払われるものが、ファクタリングでは手数料として引かれることになります。
なにかと便利なファクタリングではありますが、かえって損失だけが大きくならないように、利用方法には注意が必要でしょう。

クライアント・取引先に知られるリスクがある

売掛債権を譲渡する、売買するといった側面が、ファクタリングにはあります。
クライアントや取引先からしてみれば、本来2社間で完結していたはずの取引に、第三者が入ってくることになります。
関係値が高ければ良いですが、無断でファクタリング会社を介入させ、それをクライアントや取引先に知られた場合は問題視されるケースもあります。
クライアントや取引先に知られないようにファクタリングを行う方法もありますが、知られないようにファクタリングを行うか、それともクライアントにしっかり明示するかは、要検討といえるでしょう。

悪徳業者が潜んでいるリスクを無視できない

ファクタリングには、悪徳業者が潜んでいるリスクがあることも忘れてはいけません。
しっかりと貸金業登録をし、審査も行っているファクタリング業者がいる一方で、許可を得ずに貸金業を行う悪徳業者も存在します。
そのような悪徳業者は、「いますぐに資金が必要……」という心理を巧みに利用します。
そして売掛債権を手に入れると、それを担保に高い利息での貸し付けを行ったり、高額な手数料を要求したりということが行われるのです。
個人でのファクタリングも、ヤミ金融業者が行う「給与ファクタリング」といった名称のファクタリングに気を付けなければなりません。
そのような被害に遭わないためにも、信頼性の高い会社を選ぶ必要があります。